反知性主義

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【お金がなければ意思もない】マスコミを信じちゃいけない本当の理由!?お寒いを通り越して氷河期な実態


かしわもち:
日本のメディアはワシントン支局に何人くらいテレビ局員いると思います?



江崎:
1社4、5人くらいですか?



かしわもち:
4、5人もいる!?
NHKはもっと多いですけどね、基本2人、あと現地採用です。


小野:
支局長と、ヒラの人と、現地の人と。



かしわもち:
民放局はそんな感じです。
それで東京から送り込まれてニュースを日本全国に届けるわけですが、取材力がぜんぜん無いわけですよ。じゃあどうやって情勢分析してるかというと、それぞれ系列局と報道協定結んでるんです。ABCとNHK、日本テレビとNBC、、CBSとTBS、そんな感じで結んでるわけです。そこが出してくださった情報が正しいと思って基本的に報道してしまいます。
彼らは基本的に偏ってますから、テレ朝なんて完全にCNNの情報正しいと思ってやっちゃうわけですよ。



小野:
コミュニストニュースネットワークのね。



かしわもち:
だからそういう考え方で全て、彼ら自信が信じ込んで報道してしまうわけですね。
ましてワシントンにいるとそれが全然わからないんです。今回も得票数見ればわかりますけど、93%くらいクリントンに入れてますから。あそこにいるとクリントンが勝って当然だろみたいになるわけですよ。本当に恥ずかしいことなんですが、今回大統領戦でトランプが勝利宣言をやるとか、そういうことに対するテレビ局の準備が全然出来てなかったんです。
クリントンが勝つから、クリントン側から夕方中継するぞということで。
夕方中継を始めるところでキャスターはスタンバイ始めるわけですけども、パスを取らないとそこには入れない。それがパスをクリントン側からしか取っていないと。
ヤバいぞトランプ勝ちそうだぞとなってももう終わり。
そういう準備が全然不足していて、池上特番でもやっちゃいましたけど。



安藤ゆうこキャスターは現地に行ってから、全然日本で言ってることと違うと初めて愕然と気付いて、いきなりがらっとレポートの内容が変わるんです。
一方で池上彰さんは直前に1回アメリカに行ったはずなのに、ヒラリーが勝つと思って全部原稿準備してて、特番の中でヒラリーのことしか言えないような状況になっちゃっていたと。



江崎:
そんなに手薄で、アメリカの内情分析を日本のメディア、テレビ局はやってないわけですか?



かしわもち:
まずほんとに手薄なんですよ。
本当に必要がなければ翻訳の方を呼んでこないから、今日はニュースは無いですよというときには帰っていなくなっちゃうんですよ。
だからアメリカで何かありましたとなれば、電話して来てもらわなきゃいけない、タイムラグがあります。泊まり番というのはいないんです。
NHKだけはちゃんとあるんですけど、その中に中国人のスパイとか平気で潜り込んでる。



江崎:
では情報分析能力自体が、日本のテレビ局は手薄だと。



かしわもち:
あるテレビ局なんかはアメリカ大統領どうなるの?っていうときに、日本人の識者を呼んできちゃうんです。某M物産のT島さんとか。



江崎:
・・・なんで?



かしわもち:
その人に毎月勉強会という形でアメリカ事情を語ってもらう勉強会をやるわけですよ。



江崎:
でも彼に聞いたって全然関係ないでしょ?



かしわもち:
関係ないんですけど、中の報道の人間は、きっと彼は情報を持ってて正しい判断をするに違いないと、勉強会をやってそこの情報を結構アテにするんです。


江崎:
恐ろしい話ですね。



かしわもち:
結構そういう権威に頼りますよ?
例えば捜査系の話があるじゃないですか。特捜部系の話って、元特捜OBのコメンテーターの人がいるじゃないですか。
そういう人が勉強会をやって、そんときに後輩に「おぅどういうネタがあるんだ?」ってやったやつを集めてネタにするとかですね。



小野:
昔若狭さんがそれやってましたね。



かしわもち:
あと一時期は経済ネタで某T中H蔵さんが勉強会をメディアの中でやってたりとかですね、そんなもんなんですよ!それは情報偏りますってば。



江崎:
偏るというよりは、ちゃんとしたリサーチャーもアナリストもいないという話ですね。



かしわもち:
いないです。



小野:
御用番組もいいところじゃないですか!



江崎:
御用番組という以前にそれでいいのか日本のメディアという感じで、右左の問題以前じゃないですか。



かしわもち:
以前の問題です。上か下かの問題です。結構皆さんNHKがダメダメ企業だとかいろいろ言う方いらっしゃいますけど、NHKくらいの規模がほしいわけですよ、報道局的には。
ところがリストラクチャリングどんどんどんどんやって。
どうせニュースなんかスポンサーまともに付かないし、儲からないだろうって、赤字部門扱いですから。


江崎:
僕誤解してたんですけど、今回トランプを一生懸命支えたブライドバードニュースってあるじゃないですか、ネットニュースの。
あの報道なんか(日本のテレビは)ぜんぜん触れない。トランプ陣営がどう動いてるのだとか、どういうことをやろうとしているのか、あれを見ればもろわかりですよね?
もろわかりなのになにも触れないのは何でなんでなんだろうと思ってたんだけども、知らないだけなのね?



かしわもち:
知らないだけです。



小野:
はっはっは。



かしわもち:
テレビ局のブレーンになるようなコメンテーターのおじさんおばさんがそんなのチェックするわけないじゃないですか。倉山先生とか江崎先生とかがブレーンになって、実はこういうことやってますよと勉強会をまともにやるメディアがあれば、こんなことにはならないんです。



小野:
あー。。。



かしわもち:
例えばそれが毎月じゃなくても、こういうことが起きたから、こういう本を出した先生を一回呼んで勉強会やりましょうとやればいいんですよ。
そういうのやらないんです。勉強会自体はやるんですよ?レギュラー番組のキャスターさんとか呼んで、一緒にやるんですけど、そんな感じですよ。



江崎:
お寒いというより。。。それで日本のマスコミは、日米関係大事だって言ってるアメリカの大統領の報道でさえそうだということですか?



かしわもち:
そうです。



江崎:
それじゃ普段のニュースはもっとひどいってこと?



かしわもち:
もっとひどいと思います。



小野:
ADさんが貧乏物語みたいな感じになって。



かしわもち:
「love trumps hate」を誤訳してしまった人は、年収200万とかで段ボールで寝てて、ロケ弁をタレントさんが置いてったやつを2つ3つ持って帰って家で食べるみたいな。
そういう環境で、ブラックに働かされてて。



江崎:
テレビ局の正社員はちゃんとした給料もらってるんだけども。



かしわもち:
正社員は平均900万1000万ですから、20代で。



江崎:
ところがその下で実務の仕事をしている人たちは、年収200万くらいで、飯を食えないからロケ弁が余るとそれを食う生活をしていると。
そんなにお金が無ければ、取材もまともにできないですよね?



かしわもち:
もうカメラ出さないっていう。昔は1日で3か所取材とか平気であって、仕事させすぎだろ殺す気かって怒ってたんですよ。
今は1日1回出動するかしないかです、コスト減なんで。
だから経済産業省とか省庁の取材系って昔はちゃんとカメラを出して、カメラマンもいたんですが、今は記者が自分で回す。
メモとれないのでボイスレコーダーおいて、自分でカメラでとると。



江崎、小野:
。。。(絶句)



かしわもち:
寒いかぎりでこざいます。



江崎:
そこまでひどい状況の中で、そういうテレビ番組を見て政府がアメリカ情勢をもし判断しているとすると、これブラックジョークの世界ですね。



かしわもち:
これほんとに、政府関係者の方は(民放ニュースを)信用しないでください、頼むから。


小野:
今回外務省が下手を打った感じで、これももしかしてそういう。。。



かしわもち:
悪い影響与えてるとしたらほんと申し訳ない気持ちになりますよね、まさかまさかと思いますが。



江崎:
でも、外務省も金が無くて情報収集分析が全然出来ない状況で、人と会うためのお金ももらえないから困ってるでしょ?
テレビ局もお金が無いから情報収集できない。



かしわもち:
取材費出ないんですよ。部長クラスが交際費切るくらいはあるかもしれないですけど、現場の記者なんて全部自腹ですから。


江崎:
それそうでしょうね。僕ワシントンに行ったときにテレビ局の日本支局の人たちと飯を食ったことがあるんですけど、「江崎さんと飯食っても金出ないんだよねぇ」とか言って、日本食だから割り勘でいい?って言われて。
取材費出ないんですか?って聞いたら出ないんだよねぇって言われたんですけど、それは単に僕が無名の人間だから出ないんだろうと思ってたけど、そうじゃなくて、もともと金が無いんだね?



かしわもち:
2000年より前って逆に使い過ぎてたくらいなんですよ。
もうロシア、モスクワで一番羽振りがいいのはテレビ局の記者なんじゃないかってくらい遊びまくってて。



江崎:
それは日本の経済がこの20年デフレで、金が無くなったから?



かしわもち:
ある日突然ですね、某経営者がいきなりリストラクチャリングを始めようって言って報道局の人を減らし、取材コストを下げるってことが始まっちゃったんです。もう亡くなられたおじいちゃんなんですけど、渡辺恒雄さんのお友達なんですけど、その人がそれで結構コストを下げてうまくいったんで、どの局もみんな4から始まって・・・


江崎、小野:
(笑)



かしわもち:
稗田さんも「そうだよな報道って金かかるよな減らそう」みたいな。



江崎:
今の話聞くと、結局日本のメディアって右左じゃなくて下になって下になって下になって、調査も分析も全然出来ない状況の中で、結果的にアメリカの提携テレビ局の言っている情報をもらって、それを横文字を縦文字にするのも間違えるくらいの状況の中で。。。じゃあこれどうしたらいいんですかね?



かしわもち:
やっぱり人と金なんでしょうけれども、ニュース専門チャンネルがちゃんとそれをひっくり返すような世界にならなきゃいけないってことなんでしょうね。
やっぱり日テレニュースとかニュースバードとかを持ってる日本テレビとかTBSとかっていうのは、そうはいってもやはりニュースを使う局面が多いので、力は入りますよね。
ところがそういうニュース読む局を持ってないようなところとかは、明確にそこらへんは不採算部門だから報道は小さいほうがいいっていう。



江崎:
でもそれまずいでしょう、そうなるとますます日米関係ぐちゃぐちゃになっちゃって、まともな報道がなければ自分たち何勉強したらいいのってなりますよね。



かしわもち:
私の私案を申しますと、民放局はニュース禁止!ワイドナショーでも政治ネタはやらない!NHKだけやらせる、NHKにとにかくちゃんとやれと監視をすると。それぐらいのほうがいいと思います。でもワイドショーのほうがよっぽどまともな取材やってますよ?
報道局は出世出来ないので、報道局で頑張った記者さんがいつのまにか情報番組のプロデューサーとかになってるんですよ。
そこで報道でやれなかった仕事を一生懸命やってるんですね。
報道だと60秒の原稿書いて、90秒の原稿書いてってその程度じゃないですか。
だから逆にワイドショーだと視聴率さえ取れれば正義だから、20分でも30分でも出来るわけですよ。



小野:
情報のミヤネ屋さんが野村メイダイさんって方がプロデューサーですけど、彼なんかもニュースが得意な感じですよね。



かしわもち:
アナウンサー出身ですよね、たしか。
そういう形でもともと報道の出身だった人間が、とたんに情報番組に来てやりたいことをやりはじめて、そっちのほうがそれなりのお金があるからギャラも出演者に払えるわけだから、いい人ブッキングも出来るわけですよ。



江崎:
でもそれ衝撃的な話ですね。僕はこの本(マスコミが報じないトランプ台頭の秘密)書くにあったって、アメリカのコンサバティブとかそっち系の軍の関係者に情報くれって言ったらみんな喜んでくれるんですが、(情報)くれるときに俺たちの意見っていうのを日本のメディアはぜんぜん取材にも来ないし、理解もしようとしないしほんとにどうなってるんだって話をしたときに、僕は「日本のメディアはイデオロギーでちょっとおかしいからそうなってるんだ」って答え方をしてたんだけど、間違いだったんだ!?



かしわもち:
間違いです!
左か右かだけじゃなくて、左下か右下かみたいな。


江崎:
そもそもお金がなしい、情報収集する余力がないから、行ってないだけ。



かしわもち:
かつ、やっても出世できないから。



小野:
意思も無ければ能力も無いみたいなね。



かしわもち:
そんなことやるくらいだったらバラエティ番組のチーフプロデューサーになったほうがよっぽど羽振りがいいみたいな。
そっちのほうがね、芸能プロダクションといろいろね。



小野
「日本のマスコミは何故間違えたのか」、そりゃ間違えますねこれ。



かしわもち:
やっぱり報道機関じゃなくて娯楽チャンネルなんですよ、テレビ局、民放は。やっぱりNHKがちゃんとやるか、あるいはニュース専門チャンネルがちゃんとやるかしないと、そこを明確に区別して、あんたたちニュースもうやめなさいと。
ところが放送法でニュースは10%以上やりなさいとルールが決まってるんです。


江崎:
だからやらざるを得ないけども、中身はスカスカだと。



かしわもち:
中身はスカスカでもとりあえず時間さえ経過すればいいと。
下町の洋食屋にコロッケ食べに行くのが報道番組ですか?ってっていう!違うでしょ、でも報道の区分に入ってるんです。
ひどいでしょ?



江崎:
でもその話聞くと、僕、倉山先生からチャンネルくららに出て話をしろと言われてね、僕ごときの情報なんて向こうの人たちからすれば自明の前提みたいな話しなわけですよ。
ほんとにもうコンサバティブの人間にしたら当たり前の話なの。
その当たり前の話をここで紹介してどうするんだと僕ずっと思ってたんですけど、今の話聞くとやっぱ意味があるわけですね?



かしわもち:
意味あります。
もうクオリティが高い情報をながそうという意欲が無いんです、基本的に。でももうアメリカはそれが起きちゃったわけですよ、もう(テレビ)ネットワークのニュースなんか信用できるか!っていうのが正しかったわけで、やっぱ信用できないよねっていうのがみんなわかっちゃってるので、誰もネットワークのニュースをそのまま信用しようとは思ってないわけです。
ABCニュースとか完全にお通夜状態でみんなで笑ってましたから。



これアメリカだけじゃないんです、どこの国に対しても人がいないんです。
ロシアなんてモスクワ支局維持するの大変ですから。一人でやってるようなもんです。
昔は必ず二人以上いたんです。現地のスパイを兼ねたカメラアシさんとかはいるけど。
モスクワと、北京支局っていうと怒るから総局って言い方になったんですけど、北京総局にはスパイを兼ねた監視役がいるんですよ。かつその北京総局のご飯を作る人を雇わなきゃいけないとか変な押しつけあるんですから。
料理人雇えとか運転手雇えとか決まってるっていう。



小野:
アメリカの場合はワシントンだけじゃなくニューヨークとかにもいるんですよね?



かしわもち:
そうです。
ニューヨークのほうが人間多いくらい。



江崎:
それはやっぱり経済の問題で?



かしわもち:
経済の問題もありますし、何か起きたらニューヨークの空港から現地へ向かうと。昔はロサンゼルスにいたんですけど。
逆に言うとワシントンはワシントンの取材だけ徹底すればいいので、外に出ないんですむしろ。


江崎:
でもそれ言うと、ワシントンにはさまざまなシンクタンクが山ほどあるし、ロビーイングの団体も山ほどあるし、ナショナルセンターみたいなところもいっぱいあるし、取材しようと想えば山ほどあるじゃないですか、取材先なんて。
そういうところには行かないわけですか?



かしわもち:
取材費がまず出ないんで、行かしてくれないです。じゃあ自腹切って頑張って行くかって、行ってもどうせネタにしてくんないしなぁ、出世もできないし。。。
ユーラシアグループのイアン・ブレマーさんにインタビューしてそれでいいやみたいな、そういう世界です。
東京はどうせわからないから、イアン・ブレマーさん、はいはい有名人だしまあいんじゃない?インタビューお金払えば基本やってくれるし。それでいいっていう発想なんです。



小野:
あとはCNNがこう言ってますと。



かしわもち:
今ロビーイスト活動から外れた人も含めて、1回回ればいいじゃないですか。そういうことしないんです基本。
しろとも言われないし、お金ももらえないし、しようとも思わない。
よっぽどそれよりも一緒に連れてきた子供の教育どうしようかなとかそっちのほうが重要になっちゃうんです。



江崎:
それは悲惨極まりないですね。



かしわもち:
だからことあるごとに「信じるな」って言ってるんですけど。
ニュースソースに自分で当たったほうがいいですよって、民放のニュースはだめですよって。
構造的な問題で記者一人一人を責める気にはならないわけですよね、どうしようもないんです。



江崎:
あぁ。。。(嘆息)





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