【竹田恒泰】安倍政権の神人事!伏魔殿宮内庁にメス
宮内庁長官が、風岡宮内庁長官が追い出されました。
これは私としては非常にいいニュースとして拝見した次第でございます。
風岡宮内庁長官というのは、前宮内庁長官の時代は宮内庁次長を務めていたわけですね、もう十なん年も、前の宮内庁長官が長期政権でしたから
どんな名前かというと、羽毛田(はけた)長官ですよ。この羽毛田ってのはくせ者なんですよ。
小泉政権下で女性天皇・女系天皇を実現させようとして動きまくった輩ですよ。
皇室をぶっ潰す活動を宮内庁長官としてやってたわけですから。
女系天皇を成立させるための台風の目は羽毛田宮内庁長官だったんですね。
ですから私はこの羽毛田長官というのは印象悪いですねー。
この羽毛田体制を次長としてずっと支えていたのが、当時宮内庁次長だった風岡という男ですわ。
事実かどうかわかりませんけど、よく言われるのは奥様が創価学会だと。
私も確認してないんでよくわからないですが、インターネットではよく出てます。そんな噂もあるひとです。
風岡宮内庁長官は先代の羽毛田長官の後輩として、その路線を踏襲したわけですよ。
でね、実は安倍総理が羽毛田のこと大嫌いなんですよ、ほんと怒ってるんですよね。
というのは、あの女系天皇・女性天皇の議論のとき、小泉政権下、あのときの官房長官は誰でした?
安倍さんなんですよ、忘れてるでしょ。
あのとき小泉総理が女性天皇・女系天皇を認める方向で改定するって言ってるから、官房長官としては考え方違うけど反対も出来ませんし、それについていったわけですよね。
そしたらですね、これから皇族が生まれたりする可能性があるのかと心配したそうですよ。
もし皇室典範改正した直後にお子様がお生まれになるとかいう話になると、なにやってるって話になりますから、そういう可能性がないのかって宮内庁に照会したら、羽毛田体制では「絶対にありません」と、皇族方がこれから近いうちに妊娠なんてことは絶対ないと言ったわけなんです。
そしたらご懐妊なわけですね。
安倍さん相当怒ったらしいですよ、「君たちの言うこと聞いてこれやってたら、えらいことになってた」と。
自民党そのものが消滅した可能性があるということですよ。
宮内庁に騙されたってことがあるわけですね。
そのあと第一次安倍内閣になったときに安倍さんに聞いたんですよ。総理を降りたあと、一対一でお会いしたときに聞いたんです。
安倍先生、なぜ総理だったときになぜ羽毛田長官をやめさせなかったんですかって。
私は安倍さんが羽毛田さん大嫌いってことはわかってますから、なぜやめさせなかったんですか?って聞いたら、「やめさせようとおもって四方八方手をつくした」といってたんですよ。
ところがやめさせられなかったと言ってます。
宮内庁長官の人事権というのは、総理大臣にないんですよ。
これどこにあるかというと官僚機構のほうにありますから、政治側は手出しできない領域なんですね。
だから総理がやめさせようと思ってもできなかった。
今回はどうも官邸主導でやったっぽいんですね。
もしそうだとしたら、安定した安倍内閣において、本来総理大臣が手をつけることができなかった人事までも安倍さんは手をつけることができるようになった可能性があるということです。
これ非常に重大なことですよ
朝日新聞もいってますね、「にじむ官邸主導、宮内庁主席人事に布石」
今回の宮内庁次長人事というのは、官邸が送り込んだ人事で、宮内庁次長は宮内庁長官になるんですよ。
次長席が空いた、そこに誰を送り込むか。これを官邸主導でやった可能性がある、と朝日新聞はみてます。
これは次を考えた布石だというんですね。
切り替えたっていうけどこれなかなか切り替えできないんですよ。
第一次安倍内閣が四方八方尽くして宮内庁長官を変えようとして変えられなかったわけだから。
これすごいことなんですよ。
自民党だから笑ってられるけども、民主党時代にこれ切り替えられたっていうとたまったものじゃないですよ。
これも良し悪しですけどね、安倍政権だからいい話としてきけるけども、将来とんでもない政権ができたときに宮内庁人事を彼らができちゃうって危険な状況ではあります。
ともかくこの場においては安倍政権よくやったというとこですね。
だってさ、風岡だめでしょこいつ(笑)。
天皇陛下のお言葉の件に関していえば、NHKがスクープを出したじゃないですか。
あんときに宮内庁長官も宮内庁次長も知らなかったわけだから、何ってるんだって話で、これ宮内庁の責任ですよ?
そういうことを考えると、これから宮内庁人事を官邸主導に切り替えて、官邸がしっかりと宮内庁を管理していくと。
安倍政権の最大の特徴「人事力」がよく表れた件ですね。
菅さんが相当活躍していそう。